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注文住宅と違い建売住宅は、すでに完成したプランを購入することになります。しかし、その販売のかたちは完成後に売られるもの、工事中に売られるもの、プランの段階で売られるものなどいろいろです。
また、たいていは土地付きで販売されますが、借地権付き住宅など、土地に対する権利が所有権以外のものも存在します。
建売住宅を規模で分けると、次の3つのパターンがあります。
・小規模なもの……街の不動産業者、または小・中工務店が数軒を建てて売る
・中堅業者によるもの……数10戸単位で住宅を分譲する
・団地規模のもの……大規模な分譲をしているもので、公団住宅もある
建売業者の規模によって、住宅の価格、質などが異なります。経験とノウハウを持った中堅業者の建売住宅が、一般的な購入者の対象となります。
建売住宅は元々、思いどおりのプランは原則としてくつれません。
ところが最近では、前もって用意されたいくつかのプランのなかから選択し、多少のプラン変更ならできるというサービスがふえています。
この場合、売主である業者があらかじめ指定している建築業者に建築を頼むケースが増えます。このような条件の付いたものを建築条件付きといったり、土地を売ってから建てるので、売建住宅ともいわれます。
設計が変更できる範囲は一概にはいえませんが、建物を支える構造材についてはまず変更不可能です。
建物を建ててから購入者を募集する建売住宅では、建物ができても売れないままになってしまう場合があります。
しかし、建築条件付きであれば、売れてから建物を建てればよいので、売残りによる建築費のリスクを避けられます。
また、建物の建築は販売業者が指定した建築業者に依頼することになっているので、販売業者が工事費をコントロールしやすくなり、結果的に建築コストをおさえられ、安価な物件を提供できるというわけです。
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