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建物の構造は、建物の寿命や高さ(木造の場合、原則として13m以下)、公庫融資のに融資額や返済期間など、さまざまな面にかかわるため、注意して下さい。構造を大きく分類すると、
・木質系
・非木質系
の2つになります。
木質系には在来工法と呼ばれる木造軸組工法や、北米から輸入されて普及したツーバイフォー工法があります。非木質系は鉄筋コンクリート造、鉄骨造、コンクリートブロック造に分けられます。
・木造軸組工法(在来工法)……日本で古くから行われている工法で、柱や梁を組み合わせて骨組みとし、そこに壁、床、屋根を取り付けるという工法です。設計の自由度が高く、増改築もしやすいため、一番普及している工法です。
・ツーバイフォー工法(木造枠組工法)……基本となる木材の断面が2インチ×4インチ(5㎝×10㎝)であることから、こう呼ばれています。
木材を組んだ枠組みに、構造用合板を打ちつけた箱をつくり、その床や壁そのもので荷重を支えるという工法で、地震に強い構造です。工期が比較的短いのですが、設計プランはやや制約を受けます。
なお、一般に木造建築は防火地域では認められず、準防火地域でも制限が厳しいです。これ以外にも、特定の指定地域では外壁を延焼防止構造などにしなければならないなどの構造上の制限があります。
・鉄筋コンクリート造……鉄筋で柱、梁、壁、床を組み、その回りに型枠をつくってコンクリートを流し込む工法で、基礎から屋根までを一体でつくるのが特長です。
耐久性にすぐれている反面、自重が大きいので十分な基礎工事が必要です。
・鉄骨造……形鋼や鋼管、綱板を組み立て、ボルトや溶接で骨組みをつくるという構造です。軽量でねばりがあるため、低層から高層までさまざまな建築物に使用されます。
・コンクリートブロック造……空洞ブロックを積み上げ、丸綱を一定間隔で縦横に組んで補強し、ブロックの空洞にコンクリートを詰めるという工法です。
柱や梁は鉄骨などでつくり、間仕切りなどにコンクリートブロックを使う方法も最近は行われるようになりました。
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