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大雨や地震では、新興住宅地の被害がよくニュースになります。造成地は盛土をしたり埋め立てたりしてつくる場合が多いので、地盤が不安定なことがあるのです。見た目は美しくても、造成工事がずさんだと、自然災害が起きたときにたいへん危険です。
造成地の安全性をみるときには、地盤と水はけを調べましょう。
地盤は盛土の部分が要チェックです。盛土部分は軟弱なので、建物を建てるときには本来の安定した地盤まで掘り下げて基礎をつくる必要があります。盛土が多いと基礎が深くなってしまいます。
水はけについては、擁壁の水抜き穴の有無を確認します。また側溝などを見て、周辺部も含めた水はけのよしあしを調べる必要があります。
なにも建物が建っていない土地を更地といい、これからマイホームを取得する人にとって、更地に思いどおりの家を建てるとは理想といえます。
しかし近年は更地の入手がとても困難です。理由のひとつには土地の譲渡所得税が高いために、地主がなかなか土地を手放さないということがあります。
たまに大手デベロッパーが分譲することはありますが、数が限られてしまいます。
どうしても更地を入手したいという方は、建物を解体する手間はかかっても、中古物件を購入するほうが早いかもしれません。既存の住宅街の土地には、新興住宅地にはない便利さや趣などがあります。
このような、貸主と借主の行き過ぎた不均衡を見直して、地主が宅地として土地を提供しやすくするために、1992年8月から新しい法律である借地借家権が施行されました。
借地の供給をふやし、賃料や地価の高騰を抑制することが主なねらいです。
新しく登場した借地権は、個人住宅用には、
・一般定期借地権……50年以上の契約で、期間満了後、更地として返還するタイプ
・建物譲渡特約付き借地権……30年以上経過した時点で、建物を一定の対価で地主が買い取るタイプ
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